Macでメモリ不足かどうか判断する方法についてまとめました。
「M4 Mac mini」と「M2 Mac mini」のスペック
Apple が 2024 年に投入した M4 Mac mini は、CPU・GPU・メモリ帯域の大幅強化により、クリエイティブ用途での性能が大きく向上しました。
主要スペックの違いは以下のとおりです。
| 項目 | M4 Mac mini | M2 Mac mini |
|---|---|---|
| CPU | 10コア | 8コア |
| GPU | 10コア | 10コア |
| メモリ帯域 | 120GB/s | 100GB/s |
| 最大メモリ | 32GB | 24GB |
| Neural Engine | 16コア(高速化) | 16コア |
| AV1 デコード | 対応 | 非対応 |
M4 は CPU が強化され、メモリ帯域も 20% 向上しています。GPU コア数は同じですが、アーキテクチャが刷新されており、実効性能は M2 より高いです。
主要なベンチマーク比較
Geekbench 5(CPU)
| テスト | M4 | M2(推定) |
|---|---|---|
| シングルコア | 2706 | 約 1900 |
| マルチコア | 13721 | 約 9000 |
シングルコア性能は約 40% 向上。 動画編集や AI 推論のような「軽量タスクの高速化」に直結します。
動画エンコード性能の比較
動画エンコードは Media Engine(専用ハードウェア) の性能が重要です。M4 の強みは以下のとおりです。
- AV1 デコード対応(ストリーミング編集が軽くなる)
- ProRes / HEVC のハードウェア処理が高速化
- CPU シングルコア性能が大幅向上 → タイムライン編集が軽快
実際のエンコード時間
| ソフトウェア | 出力設定 | M4 | M2 |
|---|---|---|---|
| DJI Studio | 解像度:8K、フレームレート:50fps、ビットレートおすすめ、ノイズ除去:OFF、10bitカラー:ON | 30秒 | 約21分 |
| Insta360 Studio | 解像度:8K/フレームレート:30fps/ビットレート:127/フォーマット:ProRes422/チラつき防止:OFF | 16秒 | 約3分 |
動画編集者にとって、M4 は **「M2 の上位互換」** と言える進化。
特に **AV1 素材を扱う YouTuber** には大きなメリットがあります。
特に **AV1 素材を扱う YouTuber** には大きなメリットがあります。
画像生成AI(Stable Diffusion)性能比較
Apple Silicon は GPU よりも Neural Engine(16コア) が強み。M4 世代ではこの NE が高速化し、Apple Intelligence でも活用されています。
| モデル | M4 | M2 |
|---|---|---|
| 512×512 画像生成 | ||
| 512×1024 画像生成 |
※ CoreML 版 Stable Diffusion を使用した場合の推定値
- メモリ帯域が広い → 大きめのモデルが安定
- CPU シングルコアが強い → 前処理・後処理が高速
- Neural Engine の最適化が進んでいる
画像生成 AI を使うなら、M4 のほうが **体感で速い**。
特に **連続生成・高解像度生成** で差が出ます。
特に **連続生成・高解像度生成** で差が出ます。
まとめ
動画編集がメインの人
→ M4 一択
AV1 対応・CPU強化・Media Engine の進化が効く。
画像生成AIを使う人
→ M4 が有利
Neural Engine の最適化が進んでおり、生成速度が速い。
ライトユーザー(Web・Office)
→ M2 でも十分
体感差は小さい。
→ 普段使いでは差は小さいため、買い替えは必須ではない。
ただし、
– 動画編集
– AI生成
– 仮想環境(Windows 11)
では M4 が明確に快適。
| 項目 | M4 の評価 |
|---|---|
| CPU 性能 | ✅ 大幅向上(+40%) |
| GPU 性能 | ✅ 実効性能アップ |
| 動画エンコード | ✅ AV1対応・ProRes高速 |
| 画像生成AI | ✅ 1.3〜1.5倍高速 |
| 普段使い | ⭕ 体感差は小さめ |
| 買い替え価値 | ✅ クリエイターなら高い |
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