【M1・M2 Mac対応】Pythonをインストールする方法

【方法1】標準搭載されているPythonを使う(初級者向け)

最新のMacOSでは、最初からPythonがインストールされています。
また、Pythonにはバージョン2(Python2系)とバージョン3(Python3系)の2種類があり、最新版のMacOSでは両方が使えます。
こだわりがなければ、新しい方のバージョン3(Python3系)を使うのをおすすめします。

動画解説版

Python3系の実行方法

●適当なテキストエディタで、以下の内容を記述したPythonファイル(test.py)を作成します。

print("hello world")

●ターミナルを開き、以下のコマンドを実行します。

$ python3 [Pythonファイルのパス]

●ターミナルに「hello world」と表示されたら実行成功です。

【補足】
・例えばダウンロードフォルダにtest.pyを保存した場合、実行するコマンドは「$ python3 /Users/ユーザー名/Downloads/test.py」となります。
・パスを入力するのがめんどくさい場合は、pythonファイルをターミナルにドラッグ&ドロップするとパスが入力されます。
・Python2系ので実行したい場合、実行コマンドは「$ python [Pythonファイルのパス]」となります。

●標準でインストールされているPythonのバージョンは「python –version」で確認できます。

$ python3 --version

python 3.9.5

【方法2】Google Colaboratoryを使う(初級者〜上級者向け)

Google Colaboratoryという、クラウドサービスを使えば、インストール作業の必要もなく、WebブラウザだけでPythonを実行できます。インストール作業に不安のある初級者から、GPUが搭載されていないモバイルPCで本格的な機械学習をしたい中上級者にもおすすめです。詳細は以下ページで紹介しています。

429 Too Many Requests

【方法3】最新版のPythonをインストールして使う(中級者向け)

Python.org(公式)より、最新版のPython3をインストールする方法は以下のとおりです。

  • 公式ページhttps://www.python.org/downloads/を開き、最新バージョンの[Download]をクリックしてdmgファイルをダウンロードします。
  • ダウンロードしたdmgファイルを実行し、Pythonをインストールします。

【方法4】Homebrewを使用したPythonのインストール方法(上級者向け)

MacにはデフォルトでPython環境がインストールされています。
しかし、システムの安全性や利便性等を考えると「homebrew」「pyenv」「virtualenv」を用いた仮想環境上でPython3をインストールして利用するのがおすすめです。
プログラミングに慣れている人は、パッケージ管理システム(Homebrew)を使用し、複数のバージョンのPythonをインストールして管理しています。

以下のような導入手順となります。

  • App Storehttps://apps.apple.com/jp/app/xcode/からXcodeをインストールします。

  • ターミナルを起動し、以下のコマンドでXCodeのCommand Line Toolsをインストールします。

$ xcode-select --install
  • 「公式サイト」に掲載されているインストール用のコマンドをコピーし、ターミナルで実行します。
/usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
  • 「Installation successful!」と表示されたら成功です。ターミナルで以下のコマンドを実行すれば、正常にHomebrewをインストールできたか確認できます。
$ brew doctor
  • pyenvは、Pythonのバージョンを切り替えるためのツールです。以下のコマンドでpyenvをインストールします。
export PYENV_ROOT=/usr/local/var/pyenv
if which pyenv > /dev/null; then eval "$(pyenv init -)"; fi
$ brew install pyenv

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